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柿〔昭和19年12月8日付 達第381号。本来の艦名表記は柹。〕(かき)は日本海軍の駆逐艦。仮称5517号艦、橘型(改松型)駆逐艦として舞鶴海軍工廠で建造された。 艦名は植物の柿による。艦名としては樅型駆逐艦の1艦に続いて2代目。 == 艦歴 == 竣工後、訓練部隊の第十一水雷戦隊(高間完少将・海軍兵学校41期)に編入。「萩」とともに3月12日に横須賀を出港して瀬戸内海に回航される〔『第十一水雷戦隊戦時日誌』C08030127900, pp.40〕。その途中の3月15日に、潮岬沖を航行中に缶管が破裂する事故が起きる〔『第十一水雷戦隊戦時日誌』C08030127900, pp.43〕。乗員に死傷者は出なかったものの航行不能となったため、「萩」によって大阪藤永田造船所まで曳航された〔『第十一水雷戦隊戦時日誌』C08030127900, pp.43,46〕。修理中の3月19日、第58任務部隊(マーク・ミッチャー中将)の艦載機の攻撃を受け、戦死者2名と駆逐艦長濱崎長太郎少佐を含む負傷者6名を出した〔『第十一水雷戦隊戦時日誌』C08030127900, pp.47〕。また、機銃掃射により船体に若干の被害を受けた〔『第十一水雷戦隊戦時日誌』C08030127900, pp.48〕。修理は4月には終わって瀬戸内海に回航される予定だったが〔『第十一水雷戦隊戦時日誌』C08030128000, pp.15〕、缶管に更なる亀裂が発見され修理は長引いた〔『第十一水雷戦隊戦時日誌』C08030128000, pp.19〕。修理完了後は瀬戸内海で訓練に従事した。 やがて、第十一水雷戦隊は瀬戸内海への機雷投下を避けて日本海側に移動することとなる。5月27日に舞鶴に到着するも〔『第十一水雷戦隊戦時日誌』C08030128000, pp.53〕、舞鶴鎮守府から「空襲の際に刺激となる」との理由で、舞鶴以外の場所へ移動するよう要請を受ける〔『第十一水雷戦隊戦時日誌』C08030128000, pp.54〕。そこで、6月に入って小浜湾に移動することとなった〔『第十一水雷戦隊戦時日誌』C08030128100, pp.5〕。7月15日付で特殊警備艦となって舞鶴鎮守府部隊に編入され〔『第十一水雷戦隊戦時日誌』C08030128100, pp.30〕、小破のまま終戦を迎えた。10月5日除籍。12月1日特別輸送艦に指定され、復員輸送に従事。1946年(昭和21年)12月15日、特別保管艦に指定〔昭和21年12月15日付 復員庁 復二第459号。〕。1947年(昭和22年)7月4日、特別輸送艦の定めを解かれ〔昭和22年7月4日付 復員庁 復二第466号。〕、賠償艦として青島で米国へ引渡され、8月19日にの地点で標的艦として処分された〔田村, 149ページ〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「柿 (橘型駆逐艦)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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